皆様の周りに、こんな方はいませんか?
「新しいスマホにした途端、息子や娘に頼りっきりになるお父さん」
「パソコンを開くのが億劫で、大切な連絡も見逃しがちなお母さん」
「『自分には無理』が口癖で、便利なキャッシュレス決済やオンライン予約を避けてしまう友人」
最新のテクノロジーに、まるでアレルギー反応を起こしたかのように、苦手意識を持ってしまう…。実はこれ、特別なことではありません。特に、目まぐるしい技術の変化を体験してきたシニア世代にとっては、ごく自然な反応なのです。あるいは、これを読んでくださっている「あなた自身」が、心のどこかでそう感じているのかもしれません。
この記事は、そんな「ITアレルギー」に悩むすべての方へ贈る、やさしいデジタル処方箋です。ご安心ください。そのアレルギーは、ほんの少しのコツで、必ず克服できます。
ITアレルギーとは実際なんなのか?
ITアレルギーとは、病気や医学的な用語ではありません。パソコンやスマートフォンといったデジタル技術に対して、強い苦手意識、不安、あるいは思考停止に陥ってしまう状態を指す、私たちが作った言葉です。
具体的には、以下のような「症状」として現れます。
- 症状A:乗り遅れた!症候群 次々と現れる新しい技術やサービスに、「もうついていけない」と諦めてしまう。
- 症状B:専門用語が分からない!症候群 「ブラウザ」「クラウド」「キャッシュ」といったカタカナ言葉を聞いただけで、思考が停止してしまう。
- 症状C:人に頼む!症候群 自分で調べる前に、すぐに家族や友人に聞いて解決しようとする。
これらの症状に一つでも心当たりがあるなら、あなたは「ITアレルギー」かもしれません。しかし、それは決してあなたの能力が低いからではないのです。
なぜ「ITアレルギー」が発症するのか?歴史が示す意外な真実
今でこそ誰もが使う電話も、日本でサービスが始まった当初(1890年)の加入者は、東京と横浜を合わせてもわずか197人でした。当時は電話機にダイヤルはなく、「交換手」と呼ばれる専門家を介して話すのが当たり前。多くの人にとって、それは未知のテクノロジーでした。
さらに昔、15世紀に印刷技術が登場した際には、「神聖な書物を機械で刷るのは冒涜だ」と強い抵抗があったほどです。
歴史を振り返れば、新しいテクノロジーが登場するたびに、人々は戸惑い、抵抗し、そして時間をかけてそれを受け入れてきました。つまり、あなたが今感じている「ITアレルギー」は、歴史上、誰もが経験してきた「変化への戸惑い」と同じなのです。ご自身を責める必要は全くありません。
★★★ここで1950年に公開されたWestern Electrics社がお客様向けに制作した回転ダイヤル式の電話の使い方を説明した動画を紹介します。いつの時代も新しいものが浸透するのに時間が掛かるようですね!(雑学タイム:主演されているのは1940年代に活躍したモデル兼女優さんのSusann Shaw氏です)
【症状別】ITアレルギーを克服する三つの処方箋
アレルギーを克服するために、症状に合わせた三つのやさしい処方箋をご用意しました。
症状①「乗り遅れた!」と感じる方へ:時代の波をのんびり眺めてみましょう
焦る必要はありません。まずは、どれだけ世の中が変化してきたかを客観的に眺めてみましょう。
- 90年代: パソコンが一家に一台普及し始め、インターネットに「ダイヤルアップ接続」していた時代。
- 2000年代: Google検索が当たり前になり、ブログやYouTubeで誰もが発信できるように。
- 2010年代: スマートフォンが登場し、LINEやFacebookでいつでも誰とでも繋がるように。
- 2020年代: AI(人工知能)が身近になり、キャッシュレス決済やリモート会議が日常に。
こうして見ると、すごい速さですよね。ついていけないと感じるのも無理はありません。大切なのは、すべてを使いこなすことではなく、「今の自分に必要なものだけ、一つ試してみる」という気軽な気持ちです。
症状②「専門用語が分からない!」方へ:最強の味方「検索」を使いこなす
ITアレルギーの大きな原因が、専門用語です。ですが、現代には「Google検索」という最強の味方がいます。
例えば、「ブラウザを開いてください」と言われても、焦らずにこう検索してみてください。
- 最初の検索:
パソコン ブラウザ とは→ まずは言葉の意味を知る。「インターネットのページを見るためのソフト」だと分かります。 - 次の検索:
自分のパソコンのブラウザ アイコン→ 画像検索を使えば、自分のパソコンにあるアイコン(Chrome, Edge, Safariなど)が見つかります。 - 最後の検索:
ブラウザ 開き方→ アイコンをダブルクリックする、といった具体的な操作方法が見つかります。
この「検索して、自分で解決する」という小さな成功体験が、アレルギーを克服する大きな一歩になります。
症状③「つい人に頼んでしまう」方へ:自力で解決する達成感を味わう
これは最も治しにくい、重症のアレルギーかもしれません。人に教えてもらうのは楽ですが、実は記憶には50%以下しか残らないと言われています。勉強の基本が「自分で見て、書いて、覚える」ことであるように、ITも同じです。 分からないことがあったら、まず「検索」してみる。一度で分からなければ、言葉を変えて二度、三度と検索してみる。
そして、自力で答えに辿り着いた時の「わかった!」という達成感こそが、アレルギーを完治させる最高のワクチンなのです。
小さな一歩から始めましょう
ITアレルギーの克服は、いきなり高い山を目指す必要はありません。「スマホで孫の顔を見る」「インターネットで好きな俳優の情報を調べる」「地図アプリで行きたかったお店への道順を検索する」。そんな、あなたの生活がほんの少し楽しく、便利になるような小さな目的を見つけることから始めてみませんか。その「小さな一歩」の積み重ねが、いつの間にかあなたをデジタルの世界と仲良くさせてくれるはずです。

シニアにお勧めホノルル市内の便利なパソコン&スマホ教室
この記事を読んで「少しだけ勇気が出た」と思っていただけたなら、これほど嬉しいことはありません。もし、「でも、やっぱり一人で始めるのは少し不安…」「信頼できる専門家に、気兼ねなく質問しながらじっくり学びたい」と感じる方がいらっしゃいましたら、ハワイにも、シニア世代の「はじめの一歩」を温かくサポートしてくれる場所があります。
ホノルルのキング通り沿いにある「iDo WEBスクール」では、まさにそんな思いに応える、シニア向けのマンツーマン・プライベートレッスンを提供しています。ご自身のペースで、周りを気にすることなく、分かるまで何度でも質問できる環境は、「ITアレルギー」を克服するのに最適です。バスでも楽に通える便利な立地も、気軽に学びを始められる嬉しいポイントですね。
「ちょっと覗いてみるだけ」という軽い気持ちで、ぜひ一度ウェブサイトをご覧になってみてはいかがでしょうか。


